金:バブルのエピソード

(2006/06/16)



証券マンの朝は早い。7時半には支店長も出勤して来て全員集合。新人は毎日7時前には出勤です。

西船橋の寮から、支店までは総武線で1時間弱。朝は5時台に起床することになります。今の季節はさわやかで気持ちがいいのですが、冬はまだ日が昇らず真っ暗な中、真っ白な息を吐いて通ったものでした。

支店に着くと、新人はその日の相場がまだ読めないので、「日経新聞の読み合わせ」というのを毎朝実施していました。その日の担当者が日経新聞のトピックを一面から順に紹介していって、新人同士で質問しあう、というものなのですが、なんか小学校みたいな感じです。大学出たての春頃は、とんちんかんなことを言っていて、今思い出しても恥ずかしいような内容だったはずです。

ただ、一ヶ月も続けていくと不思議なものでいっぱしの経済評論家っぽいことはしゃべれるようになっていくんですよねーたわいのない記事の中から、その日お客さんとの会話で使えそうなネタを拾っていくのです。

日経の記事はその内容が事実かどうかということは問題ではありません。日経に掲載された、という事実とその表現自体が重要な意味を持ちます。そのことにより、その記事が材料となるか織り込み済みとなるかがマーケットで判断されるのです。

毎日続けていくと、「今日のこの記事で騰がるな」とか「この内容だと寄り天井でその後失望売りだ」といったように、なんとなく相場が読めるようになってくるから不思議なものです。

一面から、相場に関係のありそうな記事を拾っていくと、不思議なことに3面、5面、7面と奇数のページに多いことに気づきます。もちろん偶数ページは広告が多いからというのもありますが、そうでないページも政治や国際社会についての記事になっていて、ほとんど読むようなところはないのです。

今でもその癖で偶数ページに大事なことがかいてあると見落としてしまうことがあります。それと、日経の2面ってまともに読んだことがないですね。2面はマーケットで役に立つことはほとんど書いてないと思います。

そして8時には朝礼、その日の予算や方針が説明されて、全店に市況放送が流れ出すのですー

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