金:バブルのエピソード

(2006/06/23)

ボーナス

この時期サラリーマンにとってもっとも気になるのは、夏季賞与、ボーナスですね。

証券マンにとっては、ボーナス商戦も気になるところではありますが、なんといっても自分はいくらもらえるかが関心の高いところです。所詮、証券マンもサラリーマンですから。

入社前から良く聞いたこととして、「銀行は生涯収入が高いけど、証券は若いうちから稼げる」といわれていましたが、それは成果に見合った「ボーナス」が高い、ということなのでしょう。

では実際はどうかというと・・・

新入社員一年目の夏。初めてのボーナスは一律です。入社3ヶ月程度で能力差なんてあるわけないですから。それも10万円ちょうど。これで自分の証券口座を作って「中国ファンド」を購入するのです。中国ファンドは10万円から投資ができる、いわば証券会社の口座開設のための人気商品。それを実体験するのです。

ただ、実際のボーナスは税金の関係で手取りは10万円に満たないので、給料からちょっとお金を足さないと中ファンを購入できません。足りないお金を引っ張り出して購入するあたり、これもお客さんと同じ気持ちの経験ですね。

入社2年目の夏あたりから、徐々に成果による差がついてきます。同期とボーナスを比べるのがものすごく気になるのです。1万円でも違えばそれが評価の違い、実力の違い、ということですから。

3年目、4年目となると、その差は歴然となってきます。支店の営業マンでは、手数料をいくらあげているか、それが数字で明確に表れます。いわゆる会社に対する貢献度合いですから、それによってはっきりと報酬に差をつけるわけなのです。

どれくらい違うのか?というと、2倍3倍くらいの格差は当たり前。それも金額が大きいですから。成績が良ければ若いうちから稼げるのです。20代後半、管理職一歩手前の筆頭セールスでは、一回のボーナスで通常のサラリーマンの平均年収くらいはもらっていたんじゃないかと思います。

今では当たり前となった、成果報酬、年俸制というのがなじんでいないいわゆる年功序列の時代ですから、これくらい差が出るのは証券会社くらいのものでしょう。他の金融機関やメーカー等では考えられないレベルでした。

自分が入社するほんの数年前くらいまでは、社員のモチベーションを高めるために、ボーナスだけは銀行振り込みではなく現金支給。札束の入った封筒を支店長から渡されたそうです。

それを懐に入れて・・・夜はマージャンですね。

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