月:システムトレード講義

(2007/10/22)

-価格のドラマ-

マーケットでは多数の参加者により、様々な攻防が繰り広げられています。市場心理の動向に応じて価格が上下に動くわけですが、価格そのものに買われすぎ、売られすぎという概念は含まれていません。買われすぎであるならばその瞬間に売られるわけですし、売られすぎであるならば、すぐ買われるわけです。

価格自体が相場の状態をいちはやく反映するわけですが、その価格の数字そのものもこれからの市場動向に影響されるようになります。例えば、食堂でそばをすすっているおっちゃんがいたとしましょう。おっちゃんは食堂備え付けのテレビに注目しました。日経平均17,000円に到達しそうだというニュースですね。『そうか、17,000円になりそうなのか。まだまだ上がりそうだな。』と思うわけです。

上がると思うか、下がると思うかは人によってそれぞれなのですが、この場合は17,000円という数字を軸に大衆は様々な憶測をするわけです。

では、具体的にどの価格が市場心理の影響を受けやすいと言えるでしょうか。まず考えられるのが、前述の例にあるように17,000円というキリのいい数字です。オプションの権利行使価格もキリのよい数字ですので、キリのよい数字が重要であることは言うまでもありません。

次に考えられるのが年末価格、月末価格でしょう。テレビや新聞のニュースでは、先月と比べての数字、前年と比べての数字を報道します。また、この価格はテレビやニュースで報道されるだけでなく、企業にとっても重要な数字となります。

企業は、景気シナリオに応じた業績予測を行い、前年のうちに予算を立てているはずですから、年末、期末、月末の株価指数の数字は非常に重要です。

また、タイミングの重要性ということで、経済指標の発表時刻やオプション・先物の清算日も重要度が高いでしょう。これらの状態をシステムトレードに組み込むには、フィルタとして用いることが考えられます。

以上のように、どの時間帯でも、どの価格帯でも市場参加者間で様々なドラマが繰り広げられているわけですが、特定の日や特定の価格では戦いが更に激化しているというわけです。

-参考フィルタ(日経平均株価指数)-

日足の高値と安値の百の位を切り捨てたものを比較。

◎まとめ◎

金融関係者間では、ピボット値や100日移動平均線も見ています。

本日は以上です。

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