月:システムトレード講義

(2007/11/05)

株価が動いたその後

『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門』の著者、ラリーコナーズ氏が興味深いレポートを出していましたので、紹介しておきます。

寄り付きで株が大きく上がった場合、その株を買うべきかどうか。

株をされている方の誰もが、一回はこの疑問を持ったことがあると思います。なんかいい株ないかなと探しているときはいいニュースに目がいくのはもちろん、自分の持ち株がニュースによって朝は大きく上げそうだと予測された場合、果たして株を売って利益確定をすればいいのか、あるいは何もせずにそのまま持っていればいいのか、そういった疑問を簡単に説明しているのが今回のレポートです。

結論から言うと、株が大きく動いた場合は、逆張りで入る方がよいそうです。

-結論-

前日終値から10%以上の上昇、翌日寄り付きで買い

→一週間後はマイナス1%リターン

前日終値から10%以上の下落、翌日寄り付きで買い

→一週間後はプラス2%リターン

さて、ここでの結果は統計的な優位性を示すのみであり、ニュースの内容によっても個別株に与える影響は違ってくることから、全ての株にこの法則が当てはまるとは限りません。悪材料で大きく下げた株を買うのはすごく危険です。

また、このレポートは米国マーケットが材料であり、日本市場のことは考慮されていません。では、日本市場はどうなのかということで何人かの方がこれを検証し、ブログ等で発表されていますが、どうもこの法則は成り立たないのではないかというのが、日本市場では通説になっているようです。

つまり、米国では逆張り、日本では順張りがいいのではないかというわけですね。これは、米国市場がプライマリ・マーケットで、日本は米国に依存するマーケットだということを考えるとなんとなく説明できそうな気もいたします。その銘柄に特別なニュースがなくても、海外動向によって寄り付きで株価が動くこともよくある話です。

詳細検証は後日に譲るとして、こういったレポートがシステム構築のヒントとなります。

本日は以上です。

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