◆誰もが知りたかった投資テクニック

(2009/11/10)

日本株だけ取り残される

NYダウが10,000$の大台に乗せ、約3ヶ月ぶりに高値を更新しました。失業率などを見ると、景気の回復がまだまだ先の米国ですが、それでも株価は着実に回復しています。

中国をはじめ、アジアの株式市場は、景気の回復とともに力強く持ち直しています。

国内に目を移すと、失業率等の悪化は見られるものの、企業の第2四半期決算は、景気対策効果や企業のコスト削減効果等により、大幅に改善してきています。目先の円高についても、ある程度は織り込み済みでしょう。

では、なぜ、日本株だけがあがらないのでしょうか・・・

その理由のひとつとして、外国人投資家が日本株に積極的に投資しなくなったことがあげられると考えられます。

ここで、外国人投資家とは、主に外国の機関投資家やその他の大口投資家を指し、外資系金融機関ヘッジファンドオイルマネーなどがこれに該当します。

投資主体別の売買動向を確認すると一目瞭然。それまで一貫して日本株を買い越していた外国人は、2008年以降、売り越しに転じています。

※年別の投資主体別売買動向はコチラ

なぜ、外国人は日本株を買わなくなったのか・・・?

中長期的な背景として、少子化高齢化が進む日本経済の成長力には期待が持てない、という根本的な理由があるといわれています。

これまで、日本の金融経済力、技術力は世界に対して大きなアドバンテージを持っており、世界経済の成長に大きく寄与していました。経済大国、技術大国、金融大国日本というキャッチフレーズそのものです。そのことが、外国人投資家の日本株に対する積極的な投資を促していたのですが、少子高齢化が進む日本は、経済成長の鈍化が予想され、日本株に投資するよりはむしろ、今まさに成長が拡大しているアジア新興国に直接投資をすることを、外国人は選択しています。

また、目先では、民主党政権が誕生したことで、規制緩和等の構造改革を進めていた政策が否定され、大企業株式市場にネガティブとの受け止め方を与えてしまっていることも大きいのではないでしょうか。

世界の株式市場は、不景気にもかかわらず、景気対策、金融政策により生まれた余剰資金が、株式市場に流れ込むことで、上昇を続けています。

日本株だけが上昇相場から取り残される状態は、うれしいことではありませんね。

過去の投資テクニック紹介
■日本株だけが取り残される
■リーマン・ショックから1年
■上昇相場は一服
■不景気の株高
■日経平均チャートの見方・・・その?
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■世界同時株安の要因と国内市場
■外国株式を売買するには・・・その?
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■四半期決算発表の前に
■ドル・コスト平均法
■株主優待
■踏み上げ相場
■逆日歩とリバウンド
■会社四季報の見方
■カラ売りと逆日歩
■中間決算の見方
■PTS(夜間取引)
■サブプライム問題
■PERとPBR
■PBR(株価純資産倍率)
■PER(株価収益率)
■株式投資の始め方

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