華僑・中国人の投資ノウハウ「チャイナマネーを追え!」【第2章】:第13回

第2章:世界に飛び出すチャイナマネー

第13回

■中国政府の巧みなマネー政策

政策が功を奏してバブルも弾けず、経済成長とともに不動産価格が上がってきた中国ですが、そこにまったく問題がないというわけではありません。ここまで急速に経済成長が進んでくると、どうしても「持てる人」と「持たざる人」の格差が広がってくるのです。格差が広がるあまり、人々の活力が奪われ、それが成長をストップさせるようでは困ります。

ところが、中国の人にとっては、貧富の差はむしろ活力の源となっているようです。日本人なら、貧富の差ができると、貧しさに焦点が集まり、国に何とかしろと社会主義的な圧力をかけるような状況になりますが、中国人の場合、豊かさに目が向き、自分たちも頑張ればはい上がれるチャンスがあるんだというように前向きに捉えるようです。

現在、頑張ったらぎりぎり手に届くところに購入できそうな不動産があります。それを超えた価格水準になってしまうと、今度は頑張っても無駄だという無力感を生み出し、政府への反発を生みだしてしまいます。中国政府は、その微妙なラインを調整しつつ、最大限のパワーを引き出すような政策の舵とりを行っているのです。

言うまでもなく、中国政府は、日本のバブル崩壊をはじめ、世界中の様々なケースをよく研究し、それを活かしながら効果的な政策を打っています。日本は反面教師となっていると考えることもできるでしょう。

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