華僑・中国人投資ノウハウ「チャイナマネーを追え!」【第3章】:第1回

第3章:日本を買うチャイナマネーの実態

第1回

■個人旅行ビザ解禁による日本人気

チャイナマネーが世界に飛び出していき、オーストラリアやシンガポール、カナダなどをはじめとする世界中の不動産をものすごい勢いで物色し始めています。そして、その流れの一部は今、日本にも大きな波となって押し寄せてきています。

2009年7月の、日本入国の個人観光ビザの規制緩和をきっかけに、中国からの観光客が日本の観光地や繁華街を大勢訪れ、山のように買い物をしている姿は、今では当たり前の光景になりました。

中国人は、ビザ解禁のおかげで、これまでなかなか足を踏み入れられなかった「近くて遠い国」日本を気軽に体感できるようになりました。日本の住環境のよさや街並みの美しさ、治安のよさなどの魅力を確認し、中国人富裕層の日本への投資熱に火がつきはじめたのです。

当社は、チャイナマネーの海外への投資熱の高まりを受け、それまでの中国不動産への投資という「中国インバウンド型」のビジネスモデルから、中国人を対象にした「海外アウトバウンド型」のビジネスモデルに方向転換しました。そして今年に入って、昨今の日本人気に対応して、中国人を対象にした「日本不動産投資セミナー」を上海で定期的に開催しています。

セミナーを開催するたびに、定員をはるかに超える数の中国人投資家が参加し、異様とも思えるほどの熱気の中で、毎回成功裡に終わっています。その場で、日本の不動産を視察するツアーへ申し込む投資家もいて、あらためて中国人の日本不動産への関心の高さに目を瞠る思いです。

しかし、日本人が勘違いしてはいけないことがあります。それは、今我々が海外分散投資をしよう、そのためにチャイナマネーの動向に張りついていこうとするときに、中国人投資家による日本人気を見て、「それならば、日本人は日本不動産に投資すればいいではないか」と思ってしまうことです。

これはたいへん大きな間違いです。

日本の報道を見ていると、今、中国人はみな日本の不動産だけに関心が高く、日本だけをターゲットにして狙ってきているような錯覚に陥ってしまうことは確かです。新聞やテレビ、さらに雑誌などを見ても、昨今の中国人の日本ブームを報じているものは、いくらでもあります。しかし、その背後に隠された事実を正確に捉えて報道しているものは、ほとんどありません。

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