華僑・中国人投資ノウハウ「チャイナマネーを追え!」【第3章】:第4回

第3章:日本を買うチャイナマネーの実態

第4回

■中国人にとっての日本不動産の魅力とは(2)

さらに中国人にとって、日本の不動産が魅力的に見える大きな理由の一つに、日本では、不動産の完全所有権が得られるということが挙げられます。

中国では、不動産を買って得られるのは、土地建物の所有権ではなく、建物の所有権と土地の使用権なのです。中国では、土地は国のもの。どんなに大金持ちでも土地の所有権を手に入れることはできません。得られるのは一定期間使うことができる使用権のみです。

中国の住宅不動産売買とは、70年間の使用権を売買するということなのです。

それに対して、日本では所有権売買が中心です。しかも、経年したものでも、中国の物件よりも劣化が少なく、品質が高いと評判です。あこがれの日本に、完全な所有権がついた土地・建物が買えるというのは、中国人にとっては、大きな魅力なのです。

また、セミナーなどで日本の状況を勉強した中国人は、日本の不動産は、その賃貸マーケットが成熟しているために、利回りも中国に比べて高いということも大きな魅力であることに気がつきはじめました。もともと、チャイナマネーは、不動産投資によるキャピタルゲインを狙うことが圧倒的に多いのですが、長く保有して自分たちの利用なども視野に入れながら、その間に安定収益を狙うことも、日本の不動産の魅力だと考えるようになったのです。

しかし、現在の円高は、チャイナマネーによる日本不動産の投資を本格化させる足かせになっているのは間違いありません。本格的にチャイナマネーが日本不動産に向かうにはもう少し時間がかかるものと見られます。

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