華僑・中国人投資ノウハウ「チャイナマネーを追え!」【第4章】:第3回

第4章:チャイナマネーが次に狙う先はここだ!

第3回

■チャイナマネーが狙う物件の共通項は?(1)

チャイナマネーは、いったいどのような国や地域の、どのような不動産に投資するのでしょうか? これらの共通項をさぐれば、チャイナマネーが投資先を選ぶときの基準がはっきりします。

チャイナマネーが入っている国や地域では、金融危機の影響から低迷する世界経済の中で、いち早く回復基調に乗り、世界で最も早いタイミングで利上げなどの政策を実施しています。チャイナマネーは、単純に投資物件の価格を押し上げるだけでなく、投資した国の経済全体にも大きな影響力を持ちはじめています。

それでは、チャイナマネーが向かう先の特徴を列挙してみましょう。

@旧英国植民地

もともと中国人は、英国植民地の労働力として使われることが多かったので、結果として、旧英国植民地には中国人社会が数多く存在します。中国人の投資先として、親しみやすい国が多いのです。

A華僑経済が存在する国

前記の旧英国領と関連がありますが、華僑経済やチャイナタウンが存在する国では、情報収集もしやすく、チャイナマネーは、安心して投資できます。

B英語および中国語が通じやすい国

子弟の留学先としては英語圏が選択されますし、中国語が使えることは、やはり投資のしやすさにつながります。

C英国法がベースの国であること

法律制度のベースが英国法であれば、法制度はしっかりしています。また、英語で契約書を交わすことが可能なので、安心して取引できます。

D移民プログラムを持つ国であること

移民プログラムを持っているということは、その国や地域は外国からの投資を歓迎しているということです。投資しやすい上、移民願望に直結するので、中国人に人気が出ます。

これら5つの条件が、チャイナマネーが向かう国や地域の最低条件となります。

前述したように、中国人はファミリーのネットワークを非常に大切にします。投資する不動産の情報の多くはファミリーからの情報です。そうなると必然的に、すでにファミリーの誰かが移住している国や子供が留学している国ということになりやすいわけです。

そして、この条件を満たす国や地域の中で、さらに前述した「不動産価値上昇の3要素」である「経済成長力」「人口増加」「インフラ整備」が加わります。

経済成長力があるということは、所得が上がり、購買力が上がることを意味しています。つまり、それにより不動産の価格も上がりやすいと言えます。

また、経済成長力があれば、その国や地域の通貨も強くなる可能性が大きいでしょう。不動産投資した国の通貨が上がれば、為替差益も狙えます。

人口が増えるということは、その国や地域の住宅需要が増えるということで、これまた不動産価格を押し上げる要因となります。

インフラの整備については、たとえば、原野よりも道路や橋、トンネル、地下鉄、空港、港などのインフラが整備されていくほうが、不動産に付加価値がつくことになり、価格が上がります。

チャイナマネーが狙う国や地域は、前記5条件に加えて、「不動産価値上昇の要素」をすべて見事にクリアしています。

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