華僑・中国人投資ノウハウ「チャイナマネーを追え!」【第4章】:第10回

第4章:チャイナマネーが次に狙う先はここだ!

第10回

■なぜマレーシア不動産が「待ったなし」なのか(4)

第五に、金融センターとしてのポテンシャルです。

マレーシアは、将来的に、イスラーム金融のオフショア金融センターになる目標を掲げています。

イスラーム金融というのは、欧米の金融システムとは異なる新しい金融システムで、イスラーム企業やオイルマネーを取り入れる手法として、世界から注目されています。

もともとイスラームでは、不労所得として利息は認められていません。金融機関は、利息に変わる利益分配法で利益を取るやり方を採っています。イスラームではなくても、このイスラーム金融を採用することはできます。すでに香港ではイスラーム金融を取り入れた金融機関もあります。日本の企業では2007年初頭、イオンクレジットがイスラーム金融で資金調達すると発表したニュースが話題となりました。

古来より、東西交流の要所としての役割を果たしてきたマレーシアが、今後イスラーム金融の中心になるとの見方が強まっています。「チャイナマネー」に加えて、巨額の「中東オイルマネー」がマレーシア経済に影響を持ち始めています。

イスラーム金融の金融センターを目指すポテンシャルに溢れた国は、投資先としても十分魅力があると言えるでしょう。

第六に、移民プログラムの存在です。

マレーシアは、「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(Malaysia My Second Home/ MM2H)」という名前の移民プログラムを提供しています。これは、日本人でも、すでにリタイアした人たちの間では、比較的知られています。

MM2Hプログラムとは、一定の基準を満たす外国人に対して、「数次入国社交訪問パス(Multiple Entry Social Visit Program)」を発給するプログラムのことです。

1996年にはじまった「Silver Hair Programme」が、2001年にMM2Hプログラムとなりました。現在、マレーシア政府は、MM2Hプログラムを推進し、外国人が老後をマレーシアですごしやすくするための環境を整えています。

MM2Hプログラムを利用すると、10年間にわたり、自由にマレーシアに出入国できるビザが発給されます。このプログラムを利用すると、長期にわたりマレーシアに滞在できるようになるので、退職後、マレーシアの不動産を購入して長期で滞在する日本人が増えています。すでに、1000人以上の日本人がマレーシアに移住しています。

要するに、一定の条件で資金を入れれば、マルチビザが取得できて、しかも更新ができるため、実質的に永住権を得るのと同じなのです。このようなプログラムがあることから、マレーシア不動産に投資しようと考える人も数多く存在します。

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