華僑・中国人投資ノウハウ「チャイナマネーを追え!」【第5章】:第5回

第5章:海外不動産入門☆その他の国・地域編

第5回

■カナダ(1)

カナダは、近年、香港人や中国人の移民が増えている国の筆頭です。1997年の香港の中国返還前に、香港の中国化を恐れた香港人が、大挙してカナダに移住しました。中でも、西海岸のバンクーバーには多くの香港人が移住し、「ホンクーバー」などと揶揄されています。

現在も、バンクーバーの住民のうち、20%を中国系移民が占めると言われており、バンクーバー国際空港に近いリッチモンド市では、80%が中国系と言われています。香港系移民は、中国返還後、しばらくして香港に戻った人も多いようですが、かわって、最近では、中国大陸からの移民が増えています。

カナダは、広大な国土を持ちながら、人口は3000万人しかいません。経済を活性化させるために、資産や一定水準の技術などを持つ人びとを対象に、広く移民を受け入れています。

最近、中国、インドを中心に、アジア諸国からの移民が急増しています。特に多いのは、金融、経済の中心で、雇用吸収力のあるトロントや、リタイア族を中心に人気が高いバンクーバーなどです。

中国人は、子弟の教育という面でもカナダを移住先として選択しています。高い教育水準とアメリカに比べ格段によい治安がその理由です。永住権をとれば、カナダ人と同様に、高校まで公立学校での授業料が無料となり、大学もカナダ人同様、非常に安い学費で高い水準の教育を受けることができます。医学部などは、日本では相当高い学費が必要ですが、カナダでは教育レベルが高いにもかかわらず、学費が安く設定されています。私は、教育のために、家族をカナダに移住させ、自分は中国や香港でビジネスをおこなう華人を多数知っています。

中国人のカナダ人気は、週末、どこかの五つ星ホテルで必ずおこなわれているカナダ移民セミナーで実感することができます。

2010年1月、当社も移民コンサルティング会社と提携し、上海のオークラガーデンホテルで、中国人向けにトロントのコンドミニアムと同市郊外のランドバンキング(不動産開発投資)に関するセミナーをおこないましたが、盛況のうちに終わりました。

移民手続きや不動産投資には多少の時間がかかりますが、ランドバンキングでは小口(一口数百万円単位)ですぐに投資ができるため、あっという間に申し込みが入りました。カナダや香港のランドバンキング会社は、中国人相手の販売を強化する方針のようです。

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