おカネのIQ(第5限)

講座A:為替リスク


(08/03/28)

信用リスクの話は難しかったですか?

そうですね。リスクの中で、一番難しい概念が信用リスクかもしれません。そして、一番気をつけなければいけないリスクでもあります。また、折に触れて説明していきましょう。

さて、本日は、「為替リスク」の話をしましょう。

結論から申し上げますと、「豊かで、幸せな人生を送る人」には、『為替リスク』など、ナイのです!!!

え、信じられない!とか、ウッソーという声が聞こえてきそうです。

正確に申し上げると、「豊かで、幸せな人生を送る人」は、信用リスク回避の目的で国際分散投資をしているので、『為替リスクはない』、ということです。

逆に申しますと、日本に居住する日本人が、国内で費消するために使う円を、一時的に外貨に転換して、再度円転しなければならない場合は、為替リスクはあります。

でも、これは、普通の人の考え方です。

もう少し、わかりやすく説明しましょう。

今、10,000円持っているとします。そして、1$=100円だったとします。(ちょうどオーストラリアドルが100円くらいなのでオーストラリアドルとしましょうか)

この10,000円は、国内で10,000円と同等の価値のモノが買えますよね。だから10,000円なのです(変な言い方)。

ところが、この10,000円をドルに替えると、100$になります(手数料などは一切考慮しない)。この100$は、オーストラリアで100$相当のモノと交換できます。


ここで、いきなり1$=50円になってしまったとします。この時、あわてて円転すると、5,000円になってしまいますから、国内では5,000円のモノしか買えなくなります。

だから、普通の人は、為替で損をした、為替リスクがあると考えます。

こういう人は、株を売買する人と同じように為替を考えており、外貨預金などを国内銀行で行う人を指します。

「豊かで、幸せな人生を送る人」は、このようには考えません。

先程の例でいうと、100$は100$なのです。100$の価値は何も変わっていません。それをわざわざ円に戻して、使う必要などないのです。

国内では、国内で持っている円を使えばいいし、100$はオーストラリアに行った時に使えばいいですし、外国商品購入のネットでの決済に使ってもいいのです。

豊かで、幸せな人の考え方は、それだけではありません。

$に変えた10,000円以外に10,000円持っていたとしましょう。

そうすると、普通の人は、「20,000円持っていたのに15,000円になっちゃった」と思います。

ところが、「豊かで、幸せな人」は、「10,000円と100$を持っている」と思うだけです。

もっとポジティブに考えると、「10,000円は今、$に直すと200$になったから、トータルで300$になった」と喜んだりします。

もう、お分かりですね。

「15,000円しかない」と考えることと、「300$もある」と考えることでは、どちらが豊かさをもたらす考え方なのか、ということが。

「豊かな」発想すれば豊かになれるなんて信じられない、という方のために、次回は、豊かで、幸せな人生を送る人の国際分散投資について、説明します。

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